FC琉球、鳥取に惜敗 3位はキープ サッカーJ3第8節


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前半29分、右サイドからシュートを放つFC琉球の朴利基=8日、鳥取県とりぎんバードスタジアム

 サッカーJ3のFC琉球は8日、鳥取県のとりぎんバードスタジアムでガイナーレ鳥取と第1ステージ第8節を戦い、0-1で敗れた。琉球は4勝2分け2敗、勝ち点14、順位は3位を維持した。試合終盤の後半38分、鳥取のDF秋山貴嗣に決められた。次節は15日午後6時から、ガンバ大阪U-23と県総合運動公園陸上競技場で対戦する。

▽とりス
鳥取(1勝3分け3敗)(6)
1―0(0―0,1―0)
琉球(4勝2分け2敗)(14)
▽得点者【取】秋山(1)
▽観衆 1385人

◆精神面強化を
 金鍾成監督(FC琉球)の話 自分たちの良くないところが出たゲーム。守れるか、こじ開けられるかの戦いだったが簡単ではなかった。鳥取は守備に人数を掛け、隙が見つからなかった。技術よりもメンタリティーの部分でもっと強くしていかなければ。

◆課題山積 完封負け
 FC琉球はラスト15分の弱さがまたも露呈した。後半38分、ガイナーレ鳥取の直接フリーキックからDF秋山貴嗣にヘディングでゴールを決められた。
 試合後、琉球の主将であるMF田中恵太は「負けたのは正直きつい」と敗戦の弁。
 きっちり守っていた鳥取の守りを破れず、痛すぎる完封負けを喫した。
 琉球はボールを保持していたが守備重視の鳥取に攻撃の芽を摘まれた。金鍾成監督は琉球が試合を通して「ボールを持たされ、相手に時間を与え、守備ブロックを作られた」と分析。流れを一気に変える1点を生み出すことができず、「自分たちのクオリティーの問題をあらためて痛感した」(田中)。
 琉球は前半、ブロックの中に入りミドルも何本か打ったが、相手は5枚でラインも下げていた。一方の琉球は危険な所に入れず、ゴール前まで持って行ってもサイドに逃がしてしまっていた。
 田中は「もっとパブロのところに集めるとかすれば良かった」と悔やむ。