セラピー犬、お年寄りを元気に


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セラピー犬を連れ交流する中部農林高校の生徒=4月29日、うるま市

 【うるま】中部農林高校熱帯資源科は4月29日、うるま市江洲の介護付有料老人ホーム津嘉山の杜ヒルトップカシータで「野菜栽培およびセラピー犬を介在した交流」を開いた。生徒約20人が参加、利用者と交流した。

 セラピー犬の活用は利用者を積極的にするといわれ、野菜栽培は福祉現場のレクリエーションとして楽しめるよう、中農高が農業もできる福祉人の育成をしている。
 平珠璃さん(17)=3年=は「利用者が犬と触れ合うために積極的に動いているのを見て、犬の癒やしの力を実感した」と日頃の学習の成果を確かめた。
 施設に入居している屋我光子さん(86)は「犬は大好き。高校生と交流できて楽しかった」と笑顔を見せた。