「黒糖の日」 4地域産を食べ比べ


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黒糖入り蒸しパンを頬張る子どもたち=10日、石垣市「ゆらてぃく市場」

 【石垣】黒糖の日の10日、八重山産の黒糖を味わってもらおうと、石垣市のJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で、黒糖作りと試食会が開かれた。黒糖を製造する工場が竹富町に3施設、与那国町に1施設ある八重山は県内有数の黒糖生産地。来場者は4地域の黒糖を食べ比べたり、作りたてを試食したりして味を楽しんだ。

 黒糖作りでは石垣市の県農業研究センター石垣支所が栽培するサトウキビの搾り汁を、大きな鍋で煮詰めて濃縮した後、冷まして黒糖になる工程が披露された。JA八重山支店女性部が手作りの黒糖入り蒸しパンなども提供した。
 京都府から孫に会いに石垣市を訪れた藤田光一さん(69)は「本場の黒糖を初めて味わった。深みがあっておいしい」とほほ笑えんだ。