「辺野古移設の断念求める」 翁長雄志知事がワシントン到着


この記事を書いた人 松永 勝利
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設断念を米議会議員らに訴えることを説明する翁長雄志知事=14日夜、バージニア州アーリントン市のレーガン・ナショナル空港

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】訪米中の翁長雄志知事は14日夜(日本時間15日午前)、ワシントンに到着した。翁長知事はバージニア州アーリントン市のレーガン・ナショナル空港で記者団に「沖縄に基地を造ることがいかに難しいか、正当性がないかという話を(関係者に)したい。和解の内容も地方自治法を無視していると指摘している」と述べ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を断念するよう訴える意向を示した。
 翁長知事はワシントン滞在中、米議会議員に国と県の代執行訴訟の和解について説明するほか、米国の政策形成に影響力を持つシンクタンクの研究員らと意見交換する。【琉球新報電子版】