子の将来思い歩む 平和行進最終日 安保法反対訴え


社会
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那覇軍港前を行進する南コースの参加者ら=15日午前9時40分、那覇市の奥武山運動公園付近

 5・15平和行進(同実行委員会、沖縄平和運動センター主催)は最終日の15日、県民大会が開かれる那覇市の新都心公園を目指して浦添市、那覇市などを歩いた。県内外から訪れた参加者は晴れ渡る空の下、気温も上昇する中で「米軍基地の強化反対」「平和な沖縄を勝ち取ろう」などと声を合わせた。

 那覇市の奥武山運動公園広場を出発した南コースの参加者約780人は、那覇軍港前を通り、国道58号を北向けに約6・1キロ歩いた。
 3人の娘がいる赤嶺安幸さん(32)=糸満市=は「沖縄戦も復帰運動も経験していないが、写真や資料で学んできた。子どもたちが生きていく将来は絶対に平和であってほしい」と話し、拳を振り上げながら進んだ。
 西コースは約700人が浦添市役所を出発。同市城間、勢理客などを経て内間西公園を通り、銘苅から那覇新都心入りした。
 7歳の娘と夫の3人で参加した伊波美佳さん(34)=南風原町、会社員=は「子どもと一緒の参加は初めてだが、今後は機会あるごとに平和について話していきたい」と話した。
 東コースは那覇市首里の末吉公園を出発し、鳥堀交差点や龍潭のそばを練り歩いた。安全保障関連法への反対などを訴え、同市真嘉比の再開発地域などを通って新都心に向かった。