沖縄県選出野党国会議員の照屋寛徳衆院議員ら議員5人が16日午前、嘉手納町の沖縄防衛局に井上一徳局長を訪ね、名護市辺野古の新基地建設工事に伴い、警備会社マリンセキュリティー(沖縄市泡瀬)が請け負う海上警備業務で、抗議する市民をリストアップして監視したことについて「反憲法的だ」と抗議した。労働実態についても把握し、是正するよう求めた。
井上局長は監視業務について「受注社に確認している」と述べるにとどめた。
業務の残業代が従業員に支払われず、沖縄労働基準監督署から指導を受けたことについて井上局長は「遺憾だ」とした上で「31日までに賃金の不足額を再計算の上、過去2年に遡及(そきゅう)して支払うことを受注社に求めている」と答えた。
【琉球新報電子版】