進路指導教諭65人、県外180社訪問へ 就職定着、新規開拓で派遣


この記事を書いた人 金城 美智子
教育派遣事業の出発式に臨む教員ら=17日午前、那覇空港

 高校卒業後に県外での就職を目指す生徒の支援と、県外で就職した生徒の定着を指導する県教育庁の教員派遣事業の出発式が17日午前、那覇空港であった。

 実業高校を中心とした県内33校の進路指導担当教諭65人が3泊4日の日程で東京、大阪、中京地区に分かれて約180社を訪れる。新規就職先の開拓や県外で働く生徒への面談での定着指導などを行う。
 出発式で県教育庁県立学校教育課指導主事の大神宏哉さんは「卒業生の定着指導では職場の上司への報連相(報告・連絡・相談)を徹底するよう指導してほしい」と呼び掛けた。参加する浦添工業高校教諭の譜久村太一さんは「県外の就職先で活躍する卒業生の姿を目にして、その様子を在校生に伝えることで進路指導に役立てたい」と話した。
 教育派遣事業は1996年にスタートした。
【琉球新報電子版】