赤嶺君(美原小1)が漢検最高賞 9級満点、夢は「医者」


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漢字能力検定で最高賞となる日本漢字能力検定協会賞を受賞した赤嶺旬君=15日、沖縄市

 2015年度の日本漢字能力検定で、美原小1年の赤嶺旬君(6)=沖縄市=が小学2年生程度の内容となる9級で満点を取り、同年度の全国合格者のうち最高の成績を収めた個人に贈られる日本漢字能力検定協会賞を受賞した。赤嶺君は「漢字の勉強は好き。いっぱい勉強して将来はお医者さんになりたい」と笑顔を見せた。

 日本漢字能力検定協会は毎年、各年度に行われる3回の検定合格者の成績優秀者を表彰している。9級は読み、書き、書き順、漢字の「はね」や「とめ」などを問う。
 父親の博保さんによると、赤嶺君は2歳ごろからアルファベットを習い始め、そのころからひらがなやカタカナにも興味を持ち始めた。「家族や祖父母の名前を読みたいということがきっかけ」(博保さん)。年の離れた2人の兄からも漢字などを習ってきた。
 また、外国語にも興味を持ち、インターネットの無料動画投稿サイトで、海外の教育番組を楽しそうに見ているという。
 漢検は、通っている学習塾の学童の先生から勧められ、幼稚園児だった昨年、小学校1年修了程度の10級に挑戦し合格した。その時も間違いは1問だけ。今回の満点での9級合格に、博保さんは「書き順まで覚えていて、とてもびっくりした。さらに上を目指して頑張ってほしい」と、期待を込めた。