新報サイエンスクラブ講演会「科学って楽しい!」(琉球新報社主催、一般財団法人沖縄美ら島財団共催)が22日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。親子連れ80人が参加した。子どもたちは講師がショーで見せる光と色の不思議や、琉球列島に生息する生き物の多さに驚き、学び多い時間を過ごした。
県立総合教育センターの金城靖信さんは、赤外線など5種類の光を照らして、色の見え方が変わる実験を披露。
「琉球列島でしか見られない生き物がたくさんいる」と話した理学博士の佐藤寛之さんは、カエルが一斉に産卵する様子など多様な生き物の写真を見せ、子どもたちの研究に期待した。
長嶺早希子さん(9)=那覇市立小禄南小4年=は「紫外線でしか見えない物があると知ってびっくりした。お札やはがきにも紫外線を使って見る番号があると分かった」と感激した様子だった。