【中国時報】中華民国海軍の歴史的資料展示


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 去る16日、中華民国海軍の「左営軍区故事館」が高雄市で開館した。故事館では、歴史的資料や写真などで海軍の栄光をたたえるほか、新型戦艦の模型などが展示されている。

 左営はもともと日本海軍が作った軍港であったが、現在は台湾海軍の拠点となっており、海軍軍官学校がある。
 また戦争時は日本軍が左営で南洋の原油を精製し、それらを太平洋戦争の燃料として供給していたが、それが現在、台湾中油精錬所となっている。
 ここは台湾で最も重要な軍港であるが、台湾海軍がかつて漁船や農場などを持ち、付属の事業をしていたことはあまり知られていない。
 これらの貴重な資料が左営軍区故事館に収蔵されている。