4000人、基地なき島訴え 嘉手納ゲート県民集会


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犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげる緊急県民集会の参加者ら=25日午後2時すぎ、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート前(諸見里真利撮影)

 米軍属女性死体遺棄事件に抗議する「元米兵による残虐な蛮行糾弾! 犠牲者を追悼し米軍の撤退を求める緊急県民集会」(辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催)が25日、北谷町の米空軍嘉手納基地第1ゲート(通称・砂辺ゲート)前で開かれた。平日の日中にもかかわらず約4千人(主催者発表)が参加し、沖縄からの基地撤去などを訴えた。

 集会の冒頭、犠牲者の冥福を祈って参加者全員で黙とうをささげた。参加者は(1)米軍基地の大幅な整理縮小(2)日米地位協定の抜本的な改定(3)普天間飛行場の閉鎖・撤去(4)オスプレイの配備の撤回(5)辺野古新基地建設断念-を日米両政府へ求める抗議決議を拍手で採択した。
 主催者を代表してオール沖縄会議の稲嶺進共同代表(名護市長)は「忌まわしい事件が起こらない沖縄を勝ち取るため、力を合わせよう」と県民に呼び掛けた。
 若者グループのSEALDs RYUKYU(シールズ琉球)の玉城愛さん(21)は「なぜ私たちの命は軽視されなければならないのか。基地は要らないという声を世界に広げていこう」と訴えた。
 県選出衆院議員の照屋寛徳氏、赤嶺政賢氏、玉城デニー氏、仲里利信氏をはじめ県議も登壇した。