沖縄県医師会長に安里哲好氏 65年間で初の選挙


この記事を書いた人 志良堂 仁
安里哲好氏

 県医師会(会員約2300人)の臨時代議員総会が26日、南風原町の県医師会館で開かれ、現副会長でハートライフ病院理事長の安里哲好氏(65)が新会長に選ばれた。県医師会65年の歴史上、初めての会長選挙となった。任期は2年。安里氏は「沖縄は65歳以下の健康度合いが全国最下位だ。これを改善させ、健康長寿を復活させたい。県民と共に歩む医師会にしたい」と抱負を述べた。

 副会長は現副会長の玉城信光氏=那覇西クリニック理事長=と、常任理事の宮里善次氏=中頭病院院長に決まった。

 選挙には安里氏と現職の宮城信雄氏(69)=沖縄第一病院理事長、常任理事の真栄田篤彦氏(67)=西町クリニック院長=が立候補。当選には代議員57人の過半数が必要で、1回目の投票で真栄田氏が23票、安里氏と宮城氏が17票の同数だった。規定に従い2位を決めるくじ引きが行われ、安里氏が2位に決定。安里氏と真栄田氏による決戦投票が行われ、安里氏31票、真栄田氏26票となった。
 新会長は6月23日の代議員会から正式に就任する。