修学旅行 今年も来て 阿蘇のホテル、復興アピール


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熊本への修学旅行実施を呼び掛ける阿蘇の司ビラパークホテル&スパリゾートの國米昭吉社長(写真右から2人目)ら=25日、琉球新報社

 創業以来50年、沖縄の中学校の修学旅行生を毎年受け入れている熊本県阿蘇市のホテル「阿蘇の司ビラパークホテル&スパリゾート」の國米昭吉社長らは25日、琉球新報社を訪れた。4月の熊本地震から復興に向けた地域の着実な歩みを説明し、「夏休み中には修繕を終え、復活に向けたのろしを上げたい。秋口以降の修学旅行は予定通り来てほしい」と、復活に向けた協力を呼び掛けた。

 同県では現在も時折余震があるが「震災1カ月を過ぎたあたりから大きな地震は収まり、収束に向かっている」との見方を示した。
 一方、現時点で沖縄からの修学旅行のキャンセルは出ていないものの、関東、関西からは一部で出ており、影響が懸念される。

 同ホテルでは震災後、一時営業を休んだが、6棟のうち5棟はほぼ被害がないことを確認し既に営業を再開。現在は震災復興のため熊本に来ている支援者らの宿泊拠点になっている。
 残る1棟も躯体に問題はないことを確認。温泉も再開し、泉質に変化はない。