【中国時報】ジカ熱、今年2例目 タイから渡航の男性に


社会
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 日本の厚生労働省にあたる衛生福利部の疾病管制署は21日、台湾で今年2例目となるジカウイルス感染症(ジカ熱)患者を確認した。ジカ熱は蚊に刺されることで感染し、発熱や悪寒、筋肉や関節の痛みや倦怠(けんたい)感といった症状が出るが、これは2―7日続いて収まる。だがブラジルなどジカウイルスの流行地域で小頭症の新生児が増加していることが報告されている。

 今回の感染者は34歳のタイ国籍の男性で、タイから台湾へ働きに来ていた。桃園国際空港のサーモカメラで発熱が確認され、血液検査でジカ熱に感染していたことが発覚した。

 台湾では今年1月にもジカ熱の感染者が確認されたが、この時も24歳のタイ人男性で、疾病管制署は、世界保健機関やタイ、そして空港でのチェック体制を強化するよう要請している。