全国目標に練習励む 伊江中陸上部、県大会で好成績


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九州・全国大会出場を目標に闘志を燃やすリレーメンバーと円盤投げ初優勝の小波津まなかさん(左から3人目)=5月25日、伊江中学校

 【伊江】第38回県中学校陸上競技選手権大会で伊江村立伊江中学校(宮里嘉昌校長)の陸上部が好成績を収めた。15人の部員が出場し、10人が決勝進出。6種目で3位入賞を果たした。今大会で弾みをつけ、九州・全国大会出場を目指して部員、学校・地域関係者が一丸となり日々の練習に励んでいる。

 大会では、3年生の小波津まなかさんが女子共通円盤投げで初優勝を飾った。砲丸投げとジャベリックスローを得意としている小波津さんだが、今大会では島袋和也外部コーチの勧めで円盤投げに挑んだ。初挑戦で初優勝の栄冠を手にした小波津さん。「砲丸投げで九州大会の切符をつかむ」と意気込んでいる。

 照屋琴実さん(2年)、山城もとかさん(3年)、志良堂茄南(なずな)さん(2年)、名嘉真花梨さん(3年)は女子共通400メートルリレーで優勝。昨年、同種目で九州大会に出場した経験を持つメンバーもおり、今年は全国大会出場の期待がかかる。

 陸上部キャプテンでリレーメンバーの山城さんは「チーム記録を更新して、次の大会でも優勝を狙う」と意欲を語った。

 同校陸上部の島袋外部コーチは「普段の練習態度や生活態度が、今回の成果につながっていると思う」と評価した。
(中川廣江通信員)