県議選、きょうから三日攻防 政策浸透へ候補者奔走


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県議選の三日攻防を前に、候補者と握手を交わす有権者ら=1日午後、本島内

 5日投開票の県議選は2日、三日攻防に突入する。無投票当選が決まった名護市区を除く12選挙区では、46議席を巡り候補者69人が最終盤を迎え、しのぎを削っている。各候補者の陣営では1日、朝から街頭などで運動を開始。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をはじめとする基地問題や子どもの貧困問題、地域活性化などの政策を訴えた。

 本島北部では、候補者の遊説に集まった支持者らが「ガンバロー」の声とともに隣の人と取り合った手を天に突き上げ、気持ちを一つにした。別の候補者陣営の一人は「手応えは良くなっているけど選挙だから(どうなるか)分からない」と気を引き締めていた。

 本島南部の各選挙区では、候補者や運動員らが街頭でスポット演説をし、選挙カーが支持を訴え地域を回った。ある候補者は選挙区内の地域で投票率が低い現状を指摘し、「沖縄の将来を誰に託すべきか。ぜひともこの選挙に興味を持ってほしい」と投票行動そのものを呼び掛けた。