読谷拠点の木下さん、フリーダイビング日本人初の世界新


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世界新記録を樹立した木下紗佑里さん(篠宮龍三さん提供)

 水中で呼吸するための装備を着けず素潜りで深さや無呼吸時間を競う「フリーダイビング」の国際大会が4月22日~5月2日、カリブ海のバハマであり、読谷村を拠点に活動する木下紗佑里さん(27)が日本人初の世界新記録を樹立して金メダルを手にした。那覇市在住で同競技の国内第一人者、篠宮龍三さん(39)も銅メダルを獲得した。

 木下さんはバハマ大会では3種目に出場。そのうち、足ひれを着けずに潜る「コンスタントノーフィン」で従来の世界記録を1~2メートル上回る72メートルに到達、男女通じて日本人初の世界記録保持者となった。

 木下さんの恩師でもある篠宮さんは、バハマ大会で足ひれを装着せずロープをつかみながら潜る「フリーイマージョン」で3位に入賞した。(大城周子)