久米島産ハブの財布発売 ユーイファクトリー、加工に成功


この記事を書いた人 金城 美智子
久米島産のヘビ革を使った財布や名刺入れ=3日、沖縄県庁

 県産ハブの革製品などを製造・販売する「yu―i FACTORY」(ユーイファクトリー、南風原町)は3日、久米島産ハブ革を使った財布や名刺入れなどの革製品を発表した。久米島産ハブは皮の中央部分に模様が集中しているのが特徴で、気品あふれる品に仕上がっている。同社や久米島町は島の新たなブランドとして「久米島産ハブ革製品」を売り込む考え。

 今回誕生した久米島産ハブ革製品は3日から南風原町にあるユーイファクトリーの店舗「LABO」や久米島町のホテルでのみ販売される。同社の幸地賢尚代表は「民芸品としてではなく、嗜好(しこう)品としてハブ革製品を位置付けたい」と話した。ハブの皮は県外のヘビに比べ耐久性が弱く、加工が難しいとされてきたが、ユーイファクトリーは独自の技術で、ハブ皮の「なめし」加工に成功し、数年前から本島産のハブ革を使った革製品を製造・販売している。問い合わせはユーイファクトリー☎098(888)0126。
【琉球新報電子版】