「地元久高島の神様も応援」 南城市長ら糸数選手を激励


この記事を書いた人 金城 美智子
糸数陽一さん(右から2人目)の五輪出場決定を万歳で喜ぶ古謝景春南城市長(右端)と市職員ら=7日午前、市役所玉城庁舎

 【南城】8月開幕のリオデジャネイロ五輪の重量挙げ競技で、男子62キロ級日本代表に出場する南城市出身の糸数陽一さん(25)が7日、南城市役所玉城庁舎を訪れ、古謝景春市長に五輪出場決定の喜びを報告した。庁舎では市職員らが糸数さんを拍手で出迎え、五輪出場を万歳三唱で祝福した。

 地元の久高島での壮行会を前に市役所を訪れた糸数さん。「地元に来ると肩の力が抜け、練習の疲れが取れる」とリラックスした表情。「五輪では、まずは競技の一本一本にベストを尽くし、その上でメダルを目指したい。リオ五輪出場を糧に、東京五輪も見据えたい」と闘志を燃やした。
 市、市教育委員会、市体育協会は、市民に糸数さんの五輪出場決定を伝える横断幕を市内8カ所に掲示している。市からの五輪出場者は初めて。古謝市長は「久高島の神様も応援している。努力に勝る天才なし、だ。大きな目標を持って、けがをしないように。ぜひ島の人を元気付けてほしい」とエールを送った。
【琉球新報電子版】