沖縄区に3人出馬へ 参院選公示まで2週間


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 7月10日投開票の第24回参院選は22日の公示日まで8日で残り2週間となった。沖縄選挙区は自民現職で沖縄担当相の島尻安伊子氏(51)と、名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」が推す伊波洋一氏(64)、幸福実現党の金城竜郎氏(52)の3人が出馬を表明している。

 県議選では県政与党が24から27に議席を伸ばし、伊波氏にとっては追い風になる一方、島尻氏が現職の強みを生かして議席を死守できるかが注目される。

 島尻氏は4月に支持母体の事務所を開設し、県議選では県連会長として各地で自民系候補を応援した。今後は各候補の拠点を活用する。公明党の推薦も近く決定する見通しだ。

 伊波氏は県議選で翁長雄志知事サイドや、与党候補とセット戦術を展開した。各候補との連携を弾みにし、7日には那覇市で支持母体結成大会と事務所開きを実施した。

 金城氏は9日に那覇市内で事務所開きをする。

 比例代表では自民からダンスボーカルグループ「SPEED」の今井絵理子氏(32)、おおさか維新の会から前金武町長の儀武剛氏(54)、日本のこころを大切にする党から、ラジオ・パーソナリティなどを務める手登根安則氏(52)が出馬を予定している。