陸自配備阻止訴え 宮古で集会 市民、地下水保全求め


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
宮古島市への陸上自衛隊配備計画に反対してデモ行進をする市民ら=11日、宮古島市平良

 【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画に反対する「宮古島いのちの水を守ろう! 6・11自衛隊配備を止める市民集会」(同実行委員会主催)が11日、同市平良のカママ嶺公園で開かれた。市民ら約100人が集まり、市内最大の地下水源地近隣への基地計画に反対を訴えた。

 集会後、市民らは「市長は地下水を守れ」などと配備に前向きな姿勢の下地敏彦市長に怒りの声を上げながら市役所までデモ行進をした。12日は沖縄防衛局による市民向け説明会が初めて市中央公民館で開かれる。

 岸本邦弘実行委員長は「配備を止めるためには行動を起こさないといけない。100年後に(昔の人は)基地配備を止めたと言われるように行動しよう」と強調した。

 5日に投開票された県議選で基地配備反対を訴えて初当選した亀浜玲子さんは「配備候補地が地下水保全地域外といえども、本当に地下水は守られるのか。下地市長はしっかり保全に取り組まない上、開き直っている」と批判した。

 同実行委員会は12日の説明会に参加はせず、会場周辺でプラカードを掲げ無言の抗議を実施する方針。