餃子食べて教育支援 島らっきょうの「いえぎょうざ」


社会
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島袋秀幸村長(左から2人目)に目録を手渡す琉☆☆の比嘉竜児社長=7日、伊江村役場応接室

 【伊江】伊江島物産センター(新城良和社長)が販売する伊江島産の島ラッキョウを使用した「いえぎょうざ」の売り上げの一部を、村の教育活動に役立ててもらおうと、目録の贈呈式が7日、伊江村役場で行われた。餃子を製造する琉☆☆(比嘉竜児社長)をはじめ、島袋秀幸村長、名城政英副村長らが出席した。

 2年前の豊作で競り値が低迷、農家をはじめ、JA伊江支店や行政などが一体となり、約1年をかけて加工商品の開発に取り組み、昨年5月に「いえぎょうざ」を発売した。県内のコープおきなわ各店や村内で販売され、発売から約4カ月間で1万1780パックを売り上げ、村内でも約6500パックを売り上げる人気商品となった。

 売り上げの一部として1パックにつき4円が村の子どもたちの教育活動資金に役立てられ、今回4万7120円を寄付することになった。

 贈呈式で比嘉社長は「村内の子どもたちに活用されうれしく思う。今後も原料の確保に努めながら製造を伸ばしていきたい」と語った。

 島袋村長は「村内の農産物を加工した商品を県内外にPRすることで、元気のある島として知名度にもつながる。今後も島の発展のためご協力いただきたい」とお礼した。

 寄付金は村内2カ所の保育所に分けられ、絵本や遊具などの購入に役立てられる。
(金城幸人通信員)

※注:☆は王ヘンに民