校歌探訪 恩納村立恩納小中学校


この記事を書いた人 上原 康司

 西海岸に面した平野に広がるウージ(サトウキビ)畑。自然に囲まれた場所にたたずむ恩納村立恩納小中学校(島袋盛吉校長)は1882年に創立され、ことしで134年を迎えた。校歌は1942年に制定された。戦前、皇民化教育の影響を受けた校歌も多く作られたが、戦後になって「時代にそぐわない」という理由から書き変えられた校歌もある。恩納小中の校歌もその一つだ。歌詞の中にある「新沖縄」は、戦前は「皇国(すめらみくに)」と書かれていた。書き変えられた時の詳しい経緯の記録は残っていない。