辺野古の米軍上陸訓練 市民「民間地から近く、ぞっとする」


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米軍キャンプ・シュワブの周辺海域から砂浜へ上陸する訓練を繰り返す米兵ら=14日午後、名護市辺野古(山本英夫さん撮影)

 【名護】名護市辺野古の浜に隣接する米軍キャンプ・シュワブの区域で14日、水陸両用車3台を使って周辺海域から米兵ら約40~60人が上陸する訓練が少なくとも3回繰り返された。同市在住のフォトグラファー・山本英夫さん(64)が同日、確認した。山本さんによると、いったん沖合へ向かった水陸両用車3台が、シュワブ内の砂浜へ上陸し、車内から出てきた米兵ら計約60人が銃を構え、低い姿勢を保って警戒しながら前進していた。

 山本さんは「(辺野古の浜の)フェンスから2、3メートルの距離にいて、ぞっとする」と話し、民間地からすぐ近くでの大規模訓練の異様さを指摘した。

 第11管区海上保安本部のホームページによると、シュワブ訓練場で米軍による一般演習(水陸両用訓練)が8日と14~16日に予定されている。