米海軍ヘリMH60墜落 米バージニア州、乗務員無事


この記事を書いた人 金城 美智子

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】現地時間14日午前、米バージニア州のジェームズ川に米海軍の多用途ヘリコプターMH60Sが訓練中、墜落した。乗務員3人は救出され、命に別条はない。米海軍が14日、発表した。

 墜落したのはバージニア州のノースフォーク海軍基地を拠点としている第2海上戦闘ヘリコプター飛行隊所属の機体。墜落原因は調査中としている。
 米メディアによると、事故機はジェームズ川上空を低高度でホバリング(空中静止)中、ヘリの後部がブイとぶつかり、コントロールを失ったとしている。
 県内では米陸軍の特殊作戦用のMH60ヘリが2015年8月、うるま市伊計島南東の海上で米海軍艦船への着艦に失敗し、墜落している。
 米国内では、米軍機の事故が相次いでいる。今月に入り、テネシー州とコロラド州で米軍のアクロバット飛行隊に所属するFA18戦闘機とF16戦闘機が墜落する事故があり、パイロット1人が死亡した。5月にはノースカロライナ州で米海兵隊所属の垂直離着陸型のAV8Bハリアー戦闘攻撃機1機、米領グアムのアンダーセン空軍基地でB52戦略爆撃機1機、米ノースカロライナ州で米海軍のFA18戦闘攻撃機2機がそれぞれ墜落している。
【琉球新報電子版】