キンザーが迷惑放送 浦添市、改善求める 日に4度


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 【浦添】浦添市の米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)周辺で、基地内から大きな放送音が響き、住民から苦情が市に寄せられていることが16日、分かった。2月ごろから聞こえるようになったという。浦添市議会の一般質問で市側が答えた。

 仲里勝憲議員への答弁。

 同市によると、放送は1日4回。午前5時半の起床、午前8時の国旗掲揚、日没時に国旗を降ろす際、午後10時の就寝時に、それぞれ日米の国歌とラッパ音をスピーカーで流している。

 改善を求めた市に対し、同基地だけでなく以前から海兵隊の全基地で実施しており、「軍規律のため止めることはできないが、音量を下げた」との回答があった。しかし、その後も大きな音が住宅地域に届く状態が続いている。

 市は米軍側に改善を求める申し入れを文書で正式に行うことを検討している。