おおさか維新、大福牧場陸自配備に反対 水不安受け、候補変更要請へ


この記事を書いた人 金城 美智子
宮古島市への陸上自衛隊配備計画について、おおさか維新の会の姿勢を説明する下地幹郎政調会長(中央)=17日、宮古島市内のホテル

 【宮古島】宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、おおさか維新の会の下地幹郎政調会長は17日、市内で会見し、二つの配備候補地のうちの一つ「旧大福牧場」周辺への配備計画に反対すると表明した。同牧場周辺には市内最大の飲料水の地下水源があり、市民から悪影響を懸念する声が相次いでおり、下地氏は陸自配備には賛成するとした上で「水問題で市民から疑念がある。スムーズに誘致を進めるために場所を変えないといけない」と語った。近く防衛省へ場所の変更を要請するとした。

 会見には同党所属の宮古島市議団「21世紀新風会」の5人も同席した。
 下地氏はまた、米軍普天間飛行場の一部訓練を鹿児島県の馬毛(まげ)島へ移転する案を最優先に進めていくと強調した。
【琉球新報電子版】