【台北で宮城征彦】県工業連合会(呉屋守章会長)と南西地域産業活性化センター(NIAC、石嶺伝一郎会長)は17日、沖縄と台湾のものづくり産業の連携促進を図るため、台湾の経済団体・台日商務交流協進会とシンクタンク・台湾経済研究院(いずれも江丙坤(こうへいこん)理事長)と連携協定書の覚書(MOU)を締結した。
同日、台湾・台北市の台北国際会議センターでMOU締結式が開かれた。台日商務交流協進会は約100社が加入する。江理事長は「沖縄と台湾の企業が信頼できるパートナーとしてアジアへの市場展開を目指したい」と期待を込めた。
初の海外連携協定を結んだ県工連の呉屋会長は「島しょで亜熱帯の環境で生み出された沖縄の製品は、台湾にも有用だ」と県内企業との連携を呼び掛けた。
NIACの石嶺会長は「沖縄の企業が海外展開するにはアジア市場でネットワークを持つ台湾との連携が重要だ」とあいさつした。