口から「ブッ」とサクランボの種 沖縄市で飛ばし大会 使われたのは山形ブランドの「佐藤錦」7キロ


この記事を書いた人 松永 勝利
全身を使ってサクランボの種を飛ばす参加者=18日、午後1時45分ごろ沖縄市中央の一番街商店街

 沖縄市商店街を元気にする会による「さくらんぼ種飛ばし大会」が18日、市中央の一番街商店街で開かれている。1時から開始の小学生以下の男女部には100人が参加した。参加者が「ブッ」と口から種を飛ばして飛距離を競う様子に、会場からは「よいしょ」「あらあら」などと歓声が上がった。
 家で飛ばし方を研究し、約4メートルを記録した渡慶次龍成君(5)は「上を向いて、ベロを使えば遠くに飛ばせる。本番は楽しかった」と笑顔で話した。
 まちづくりNPOコザまち社中の比嘉伸雄理事長は「昨年から“東北の震災を忘れない”という趣旨のもと、東北と関連のあるイベントを実施してきた。同大会は来年も開催し、本場山形大会にも派遣したい」と意気込んだ。
 サクランボは山形県東根市の有名ブランド「佐藤錦」を使用している。山形県の新庄信用金庫と東根市観光物産協会の協力で、約7キロが、大会のため用意された。【琉球新報電子版】