力道山 シーの十番制す 父の日ナイター闘牛


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シーの十番戦で激しくぶつかり合う力道山(右)と大力皇=19日、うるま市石川多目的ドーム

 父の日ナイター大闘牛大会(主催・石川闘牛組合、共催・琉球新報社)が19日午後6時半から、うるま市石川多目的ドームで行われた。沖縄と徳之島を代表する若手ナンバーワン牛同士の頂上決戦として注目を集めたシーの十番の大力皇と力道山戦は力道山に軍配が上がり、徳之島代表の勝利に終わった。

 シーの十番は序盤から連勝牛対決にふさわしく、力と力が激しくぶつかり合う目の離せない一進一退の攻防が展開された。

 試合が動いたのは、対戦時間が15分を過ぎた辺り。力道山の腹取り攻撃に大力皇の脇腹が大きく揺れだした。大力皇は急速に疲れが増し、これをチャンスとばかりに、力道山は一気に腹取り攻撃を仕掛けたところ、大力皇は敗走した。

 シーの一番はロスカフェトラトラ(元盛興業トラトラ)のスピードのある腹取り攻撃が山栄虎毛にさく裂した。元徳之島軽量級全島一牛のロスカフェトラトラが初優勝した。