【中国時報】外省人罵倒の動画 波紋 蔡総統「多様性と平等」強調


社会
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 「市民記者」を自称する女性が、「外省人」(1945年以降、中国大陸から台湾に移住した人々)の高齢男性に対し「中国の難民は帰れ」と罵倒したネットの動画が波紋を広げている。

 中華統一促進党の張安楽総裁は14日、女性が所属する「台湾民政府」前で「日本の手先は日本に帰れ」と抗議活動を展開した。また女性の自宅には卵が投げつけられるなどしている。

 蔡英文総統は、フェイスブックで「どのようなヘイトスピーチでも責められなければならない」とし「多様性と平等、尊重と寛容」を強調した。

 また国民党の洪秀柱主席は11日、「反エスニック・グループ差別法」の法案を提出し、いかなるエスニック・グループも差別されてはならないと主張し、それには台湾における大陸出身の配偶者も含まれるという。