小菅が現役引退 キングス栄冠の原動力


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富山とのファイナルでプレーする小菅直人=5月15日、東京都の有明コロシアム

 プロバスケットボールBリーグの琉球ゴールデンキングスは21日、小菅直人が現役引退すると発表した。

 小菅は2010年に入団。3点シュートが最大の武器で、チームが勢いに乗りたい場面や劣勢の時に何度もリングを射抜いた。卓越した守備も持ち味で、相手チームのエースや外国籍選手にマッチアップして攻撃を封じ込めた。昨季はベテランとしてチームを後押しし、今年幕を閉じたbjリーグで最多となる4度目の栄冠をつかんだキングスの原動力となった。

 小菅はキングスホームページで、「夢のまた夢」だったプロ選手になった自分を支え続けた「全ての方々に心より感謝します」とのメッセージを発表した。10年に新潟アルビレックスBBからFA権を行使した交渉解禁日、「結果もだせてなかった自分」に真っ先に声を掛けた、木村達郎社長らへの感謝の思いもつづっている。

 球団側も「寂しい限りですが、功績に感謝と敬意を表したい」「小菅選手の第二の人生が充実したものとなることを心から願っております」とコメントした。