豊見城市、成長力ランキング1位 3年ぶりの返り咲き


この記事を書いた人 新里 哲

 【豊見城】東洋経済新報社が発刊した「都市データブック2016年版」で、豊見城市が人口や世帯数などの指標から算出した成長力ランキングの1位に輝いた。成長力ランキングは全国813の市区を対象に実施しており、豊見城市が1位になったのは3年ぶり。県内ではほかに宮古島市が6位、南城市が7位に入った。

 産業指数として用いられている「事業所数(民営)」が、09年から14年までの5年間で32・4%増加したことが豊見城市の1位に寄与した。この伸び率は全国1位。市は豊崎地区や宜保地区区画整理事業地域の発展が主な要因と分析する。
 このほか豊見城市は人口増加率9位、自然増加率1位、年少人口比率1位、合計特殊出生率5位、生産年齢人口増減率10位、世帯数増加率9位、地方税収額増加率40位などさまざまな指標で高水準を維持しており、今後も安定的な成長が見込まれる。
 宜保晴毅市長は「3年ぶりに1位に返り咲くことができ、うれしく思う。今回は産業指数が高くなったとのことで、今後の税収増や雇用の拡大も期待できる。豊崎など開発の余地を残した中での1位獲得なので、来年も期待したい」と喜びを語った。