軍属事件 米軍、哀悼期間28日終了 飲酒など規制緩和


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 在沖米軍は24日、米軍属女性暴行殺人事件を受けて先月27日からの限定措置として実施してきた「寄り添い、哀悼する期間」を今月28日朝に終了すると発表した。同期間中、基地外での飲酒や祝宴、午前0~5時の外出などを自粛する措置を取っていた。同期間の終了後は、深夜外出と基地外飲酒に関する既存の行動指針「リバティー制度」に基づく規制を適用する。

一方、在沖米軍トップのニコルソン在沖米四軍調整官は24日、リバティー制度の新たな規制として、階級を問わず午前1~5時の外出を禁止するなどの措置を追加した。28日に発効する。

 現行のリバティー制度は主に(1)E5(軍曹級)以下の兵士の午前1~5時の外出禁止(2)午前0~5時の基地外への外出禁止(3)ゲート前での抜き打ち飲酒検査―などを定めている。

 24日付の通知で在沖米軍は、浦添市キャンプ・キンザーより南の地域での外泊についても、公務を除き全面的に禁止する措置を継続するとした。また各基地の司令官が個別に追加の規制措置も発令できるとした。