那覇市議長に抗議決議可決 不信任に続き緊急動議


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    金城徹氏

 那覇市議会は29日、6月定例会最終本会議を開き、金城徹議長の議会運営に対する抗議決議案を賛成多数(賛成18、反対14、退席1)で可決した。17日の本会議で可決された不信任決議を金城議長が受け入れないことに対し、自公会派や「なはの翼無所属G」などが「独善的で非民主的」と批判し、緊急動議で提案した。決議に強制力はない。

 17日の不信任決議で提案議員らは、ことし3月に市が公表した文化財課の不祥事に関する情報を議長が各議員に早急に伝えなかったことなどを列挙し、「議長としてふさわしくない」と糾弾。その後、議長が辞意を示さないことから「自らの非を認めず、独善的で非民主的な議会運営を行おうとする議長の下では健全な議会運営が望めない」として抗議決議提案に至った。

 抗議決議が可決された後、自公会派など18議員は議場を退席し、残る議員で議案審議を進めた。