ナビィータにブラジル人選手加入 ジョバーニャ「なでしこ目指す」


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 県内を拠点に活動する女子サッカーチーム「ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ」の國吉篤史監督らは29日、那覇市天久の琉球新報社を訪れ、新加入したブラジル人の選手、ジョバーニャ・ドミンゲス・カンポス(30)を紹介した。ジョバーニャは「大好きなナビィータの一員として、みんなで(国内女子サッカーの最高峰・プレナス)なでしこ1部リーグ参入を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。

新加入し意気込みを語ったジョバーニャ・ドミンゲス・カンポス(左から2人目)ら=29日、那覇市天久の琉球新報社

 ジョバーニャは4歳頃から父にサッカーを習い始め、12歳の時にリオデジャネイロに移住し、ブラジルのプロチームに加入した。3月に沖縄に移り住み、選手らと練習や交流を重ねている。共にプレーするMF國吉真梨子はジョバーニャについて「サッカーではパワフルで豪快なプレーが印象的で、なじみやすく最高のメンバーだ」と言い、DF津波古友美子は「人間的にもしっかりしていて、プレー以外でも若い子の見本になっている」と評した。

 ジョバーニャのポジションはFWで、國吉監督は「ナビィータの歴史を一緒に作っていきたい。なでしこリーグに導いてくれるよう、いっぱい点を取ってほしい」と期待した。

 ナビィータは九州リーグプレシーズンマッチとして7月23、24日の両日、益城ルネサンス熊本FCを招いて熊本震災復興支援チャリティーマッチを開催する。國吉監督は「益城のメンバーは益城町でのトレーニングができていないと聞いている。互いにリーグ戦に向けて調整している中で力試しをしたい。3月には1-2で負けたので次は勝ちに行きたい」と抱負を述べた。