琉球新報社 沖縄県と鹿児島県が沖縄と奄美・与論をつなぐ航空・船舶運賃を助成する「沖縄・奄美連携交流促進事業」が１日から始まった。航空運賃は最大４割引き、船舶は最大２千円引きで、沖縄と奄美諸島間の交流促進が期待される。両県は１日、奄美空港で事業開始記念式典を開く。
奄美・琉球の世界自然遺産登録を目指す取り組みの一環。財源は沖縄県が一括交付金、鹿児島県は奄美群島振興交付金を使い、助成分を両県が折半する。
航空運賃割引は２８日前の予約で通常の割引を含め那覇－奄美が２万６２００円から１万５７００円になるなど、那覇－奄美、那覇－与論の各路線で４１００～２５００円が助成される。
沖縄奄美連合会の奥田末吉会長は「沖縄と奄美の交流では運賃の高さが障壁だった。出身者はみんな喜んでいる。奄美ちいもりんしょうれ（いらっしゃい）」と語った。
