沖縄にデータ交換拠点 ソフトバンクG、来月から


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 ソフトバンクグループでインターネットエクスチェンジ(IX)事業を行うBBIX(東京都、牧園啓市社長)は6日、沖縄県内に「BBIX沖縄センター」を開設し、8月からサービスを提供すると発表した。県が整備した沖縄国際情報通信基盤を利用して東京都内のIXセンターと直接接続する。県情報産業振興課によると、同基盤を利用した企業の進出は初めて。

 IXはインターネットサービスプロバイダー(接続業者、ISP)やデータセンター事業者、教育機関、企業などが接続し、送受信されるデータを交換する場所。

 BBIXはソフトバンクが県から借り受ける沖縄国際情報通信基盤を活用し、沖縄と、国内外100社のインターネット事業者が接続する東京都内4カ所のIXセンターを結ぶ。県内事業者と国内外の大手コンテンツ事業者が直接データ交換できるメリットがある。

 BBIXは、沖縄センターを通じ「県が目指す国内外の企業・人材・知識が集積する国際通信情報ハブ形成に寄与したい」としている。