意外と知らない食べ方伝授 沖縄の伝統島野菜 料理本


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島野菜の魅力を伝えた「からだにやさしい おきなわ島やさい」

 沖縄で古くから食される「伝統的農産物」28品目を使った料理などを紹介する「からだにやさしい おきなわ島やさい」(ボーダーインク)が出版された。意外と知られていない食べ方をフルカラーで紹介するほか、保存方法、選び方のこつも掲載。島野菜の魅力を伝えている。

 シニア野菜ソムリエの徳元佳代子さんと、ジュニア野菜ソムリエの比嘉淳子さんの共著。「扱いづらい」と誤解されがちな島野菜を実際に食べてもらおうと出版された。「イーチョーバー(ういきょう)風味のアクアパッツァ」「フーチバー(ヨモギ)の五平もち」「サクナ(長命草)の豚ロール」など、アイデアと栄養の詰まった54レシピを紹介している。

 島野菜を選ぶ際や、料理に役立つ情報が豊富に掲載されているのも特徴だ。島カボチャの場合「皮の色が濃く、固くて傷のない小ぶりでもずっしりと重いもの」、オオタニワタリは「10~15センチの葉先がクルンと巻いた張りのある新芽」を選ぶよう紹介。抗酸化力の高さや「胃薬の主成分」などの知識、東部クリニック院長の比嘉靖医師の「脳の老化を防ぐ」ための医学アドバイスも紹介した。

 B5判で103ページ。定価は1800円(税抜き)。問い合わせはボーダーインク(電話)098(835)2777。

からだにやさしい おきなわ島やさい
徳元 佳代子 比嘉 淳子
ボーダーインク
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