「教頭がスルメをひとつ買っていた」おーいお茶新俳句高校大賞


社会
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「おーいお茶新俳句大賞」の高校生の部で大賞に選ばれた古謝巧真さん(伊藤園提供)

 第27回おーいお茶新俳句大賞(伊藤園主催)で、高校生部門の大賞に古謝巧真さん(17)=嘉手納高校3年=の句「教頭がスルメをひとつ買っていた」が選ばれた。学園祭の一場面を描いた句で、同部門への応募作75万9486句の頂点に立った。受賞作は「おーいお茶」シリーズのパッケージに掲載され、今月下旬以降に販売される。賞金20万円と副賞も贈られる。

 全国で186万句余の応募があり、2千句が入賞。沖縄からは古謝さんを含め計20人が入賞した。昨年も一般の部A(40歳未満)で県内在住者が大賞に選ばれている。

 古謝さんは学園祭で出店をした際、教頭先生が駄菓子のスルメを一つ買ってくれた時の印象を詠んだ。審査員から「先生を身近に感じ、うれしい気持ちになる」などと評された。

 ほかの主な入賞者は次の通り(年齢は応募当時、敬称略)。

【都道府県賞】
▽高校生の部 佐久田立々夏(17)=島尻郡、小波津結衣(17)=中頭郡、仲村知華(18)=名護市
▽一般の部A 西里咲(26)=浦添市、桃原貴昭(31)=糸満市
【佳作特別賞】
▽中学生の部 森康仁(14)=宜野湾市
▽高校生の部 大宜見妃菜(15)=沖縄市、宮城凜久(16)=宜野湾市、平良葵(17)=浦添市、金城彩香(17)=糸満市、山城峻弥(17)=中頭郡
▽一般の部A 砂川大(19)=宮古島市、中地葉月(19)=国頭郡、宮里春奈(20)=名護市、下地壮(20)=宜野湾市、呉屋智仁(21)=同

※注:大宜見妃菜の「宜」は、ワカンムリ