五輪出場の糸数 南城市で壮行会 応援を力に


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
五輪公式の赤いジャケットに身を包み、子どもたちから激励を受ける糸数陽一(右)=8日、南城市のユインチホテル南城

 【南城】県ウエイトリフティング協会(川畑勉会長)は8日、南城市のユインチホテル南城で、ブラジル・リオデジャネイロ五輪の重量挙げ競技で男子62キロ級に出場する同市出身の糸数陽一(豊見城高-日大-警視庁)の壮行会を開いた。家族や市関係者、重量挙げメンバーらが多数出席し、夢の大舞台に挑む糸数へ熱いエールを送った。

 五輪公式の赤い式典用ジャケットに身を包み入場した糸数を、出席者は大きな拍手で出迎えた。川畑会長は「日本全国から応援されているが、古里からの心のこもった応援はリオまで届くはずだ。気負わず自然体で望んでほしい。結果は後からついてくる」と激励した。

 糸数は「ロンドン五輪を1キロ差で逃した悔しい思いが原動力となった。家族や支えてくれる人に恩返しができるよう、メダルをしっかり目指したい。日本の裏側のリオの地で、皆さんの応援を背に頑張りたい」と決意表明。各テーブルを回り、出席者と固く握手を交わした。

 糸数は同日午前には県庁に出向き安慶田光男副知事に五輪出場を報告した。