心臓移植 寄付呼び掛け 「ひまりちゃんを救う会」が会見 17、18日うるま市で募金


この記事を書いた人 新里 哲

 拡張型心筋症と闘う1歳6カ月の森川陽茉莉(ひまり)ちゃん=横浜市=が米国で心臓移植手術を受けるため、両親や知人らが「ひまりちゃんを救う会」を結成し、募金を呼び掛けている。横浜市などで6月から活動を始め、父・孝樹さん(30)の出身地である沖縄でも14日、那覇市のパレットくもじ前で街頭活動を始めた。

 募金の目標額は2億9500万円。合併症のリスクが高まるのを避けるため、補助人工心臓を付けてから1年となることし11月までの移植を目指している。
 陽茉莉ちゃんは生後2カ月だった昨年3月に発症。同11月に東京大学医学部付属病院に転院し、補助人工心臓を装着した。
 県庁で開いた記者会見で孝樹さん=うるま市出身=は「補助人工心臓は血栓や感染症のリスクがあるが、娘は血栓のできやすい体質で心配だ。一日も早く元気になり、家族で一緒に暮らしたい。沖縄の曾祖父母にも会わせたい」と話した。
 「救う会」の街頭募金はうるま市のイオン具志川店前で17、18の両日、午前11時~午後1時に行う。問い合わせは救う会事務局、電話番号080(7967)0925(午前9時~午後5時)。【琉球新報電子版】

拡張型心筋症のため心臓移植が必要な森川陽茉莉ちゃんのため、支援を募る父・孝樹さん(左)と母・佳菜子さん(中央)=14日、県庁
拡張型心筋症と闘う森川陽茉莉ちゃん(ひまりちゃんを救う会提供)