嘉手納、初の決勝進出 那覇西に3―0 全国高校野球沖縄大会


この記事を書いた人 松永 勝利

 第98回全国高校野球選手権沖縄大会第10日は16日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝を行い、第1試合は嘉手納が3―0で那覇西を破り、夏は初めてとなる決勝進出を決めた。
 嘉手納は二回1死から中前打で出塁した比嘉花道が敵失などで三塁まで進み、大城堅斗の左前打で先制点を奪った。三回2死一塁では4番・知花拓哉が右越え本塁打を放って2点を追加した。
 嘉手納のエース仲地玖礼は低めに落ちる変化球を有効に使い、那覇西打線を寄せ付けなかった。四回には1死から2連打を浴びてピンチを迎えたが、後続を三振と中飛に仕留めて得点を許さなかった。
 那覇西はエースの赤嶺由生郎が粘投し、七回には嘉手納の本塁生還を阻止するなど守備陣も貢献した。打線も嘉手納のエース仲地を攻めたが、あと一歩及ばなかった。【琉球新報電子版】