沖縄初開催へ準備着々 実行委が参加者募集 世界若者沖縄人大会


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沖縄初開催の世界若者ウチナーンチュ大会の成功に向け、参加を呼び掛ける実行委員会のメンバー=17日、浦添市前田のJICA沖縄国際センター

 世界に広がる県系移民の子弟や県出身の若者を招待し、県内の若者と交流する「第5回世界若者ウチナーンチュ大会」(同実行委員会主催)が今年10月20~23日、西原町や中城村、宜野湾市、名護市の各会場で開催される。企画、運営はすべて県内の若者が担う。2011年の世界のウチナーンチュ大会を機に発足した若者組織が、12年からブラジル、アメリカ、ドイツ、フィリピンで若者大会を重ね、初めての沖縄開催に臨む。3千人規模の大会を目指し、今月下旬から参加者の募集を始める。

 大会テーマは「我が要(カナミ)ウチナー 勇み風共(カジトゥム)に 走(ハ)らせシンカヌ達(チャー)」。人と地域に感動と元気を届け、18~35歳の若者が熱くなれる4日間にすることを目指す。海外からの参加者は約150人を予定している。

 オープニングセレモニーは10月20日に西原町さわふじ未来ホールで実施し、伝統芸能の舞台で幕を開ける。21日は世界の芸能フェスや各市町村での歓迎会、22日は地域愛かたびら大会、23日は出身市町村対抗で優勝を競う「ウチナーンピック」を開催する。クロージングセレモニーとグランドフィナーレは勝連城跡で行い、アーティストによる歌や踊りで締めくくる。

 40日前夜祭として、金武町中央公民館大ホールでダンスパーティーも開く。第6回世界のウチナーンチュ大会も共催しており、同大会期間中にも世界若者サミットを開く予定だ。

 実行委員会は総務、企画、広報・PR、市町村連携、海外招待の各部に分かれて着々と準備を進め、各地の青年会にも協力を呼び掛けている。17日は実行委員会会議を開き、約20人のメンバーが作業の進展状況や課題を確認した。

 広報・PR部の名城信吾部長(25)は「沖縄に生まれて良かった、沖縄にルーツがあって良かったと思える大会にしたい。たくさんの若者に参加してもらいたい」と語った。大会ホームページは https://wyuf.okinawa/