熊本支援へ“肝心”の花 沖縄芸能連盟が公演


この記事を書いた人 新里 哲
「ナークニー・汀間とぅ」で共演する(左から)人間国宝の宮城能鳳さん、照喜名朝一さん、西江喜春さん=18日午後9時半ごろ、那覇市民会館

 琉球新報社と沖縄芸能連盟(玉城秀子会長)は18日、那覇市民会館で熊本地震被災地支援チャリティー公演「情け花(なさきばな)咲かさ パート2」を開催した。2011年の東日本大震災被災地支援に次ぐチャリティー公演。昼夜2回公演に計66団体1000人余が出演した。復興を祈り、舞台いっぱいに“肝心(ちむぐくる)”の花を咲かせた。昼夜合わせて約2千人が訪れた。

 舞踊「ナークニー・汀間とぅ」では人間国宝3人が共演した。西江喜春さんは高音の美声で、照喜名朝一さんは滋味のある声で交互に「ナークニー」を歌い、宮城能鳳さんが切なさをにじませながら舞った。

 そのほか、各流会派が特色を生かした演目を披露した。家族と一緒に訪れた前川和夫さん(65)=浦添市=は「若い出演者も多くて活気があった。みんなで復興を後押しできたらいい」と話した。