石川君に文科大臣賞 刺身好きなじいちゃんへの作品 全国子ども陶芸展


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陶芸作品が文部科学大臣賞に選ばれた石川清平君(中央)、弟の清太君(左)、清円君=18日、琉球新報社

 全国の小中学生による陶芸作品を対象とした「第16回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、茨城県笠間市など主催)でこのほど、浦添市立沢岻小6年の石川清平(きょうへい)君(11)の「じいちゃんにあげる鯛(たい)のお皿」がB部門(小学4~6年生)の文部科学大臣賞に選ばれた。

石川清平君の作品「じいちゃんにあげる鯛のお皿」(茨城新聞社提供)

 石川君は2年生から陶芸教室ippo(浦添市内間)で陶芸を学び、同展示会には4年連続で応募。全国一に選ばれたことを「めっちゃうれしい」と喜ぶ。

 応募作は刺し身が好きな祖父に使ってもらうために作ったという。「じいちゃんも喜んでくれた。早く使ってほしい」と話した。

 陶芸の楽しさを「少しずつ形が出来上がっていくのを見ていると面白い。うまくいかない時もあるけど、これからもいろんなものを作りたい」と語った。

 弟の清太君(9)も優秀賞、清円(きよまる)君(6)も特別賞(笠間焼協同組合理事長賞)に選ばれた。

 笠間市の茨城県陶芸美術館で29日に表彰式がある。受賞作品などは29日から8月31日まで展示される。入場無料。