【伊江】伊江島観光協会(古堅幸一会長)主催による電気自動車(EV)の実証実験「ちゅらまーいHa:mo(ハーモ)」の出発式が16日、伊江村はにくすにセミナールームを主会場に行われた。実験は地域観光活性化を目的に、本部町と今帰仁村の観光協会やホテルなどの地域観光関連業者とトヨタ自動車で組織された「スマートリゾート沖縄・本部半島実証実験協議会」が今年1月から開始した。
伊江村からも5月にYYYクラブイエリゾートが同協議会に参画した。「ハーモ」は島内観光の新たなツールとして期待される1人乗り小型EV車を活用した実証実験。今回5台配置された。
古堅会長は「ハーモで島の風や音を感じてほしい。これからも新たな観光を取り入れていきたい」とあいさつした。島袋秀幸村長は「観光事業の新たな取り組みで、村の観光のステップアップになると思う。観光内容の充実が地域の発展・活性化につながるので、実証実験の成果に期待したい」と話した。
トヨタ自動車・ITS企画部室長の田村誠氏は「将来はハーモ観光地モデルを広く展開できればいい」と話した。
その後、トヨタ自動車の大西洋氏を先頭に各団体長がニヤティヤ洞までのコースを試乗した。
内田竹保村議は「エンジン音も無く静かで、風の音も感じた。小回りも利いて快適な乗り心地だ」と満喫した様子。
ハーモには、専用観光ナビとトランシーバーが装備されており、観光スポットまでのナビゲーションや運転者同士の会話も可能だ。
(知念光江通信員)