沖縄そば 食べ歩き250軒の夫妻 そば日記は6冊目


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そば食べ歩きが250軒を数える松本正樹・静香夫婦=糸満市内

 【糸満】糸満市に沖縄そばの食べ歩きをしている夫婦がいる。松本正樹さん(51)静香さん(42)夫婦で、2010年に旧東風平町にあったそば屋で食べたそばがおいしかったのがきっかけで、そばの食べ歩きがはじまった。

 これまでに約250軒と沖縄本島の有名なそば専門店はほとんど回っている。

 2011年2月からはそば日記をつけており、6冊目に入っている。お店とそばの味など感想をつづっている。

 静香さんは麺、スープ、肉などを味わうが、ネギは取り除いて、紅ショウガを入れず、トウガラシもかけずに、麺そのものにこだわる。

 項目ごとに「花マルから二重マル、マル、サンカク、バツまで5段階に分けて評価し、100点から0点まで点数を付ける。70点以上はなかなかないので、探すのが楽しみ。90点以上のお店がいい」と手厳しい。

 そば屋を紹介する本は出るたびに購入し、お店回りの参考にして紹介されている店はほとんど回っており、お気に入りの店は何度も行き、ネットで探してまで出掛ける。

 毎日そばのことを考えており、仕事が休みの時にしか行けないからお店が日曜休みの時はそばが食べられないので、残念がる。そば屋は前の日に決めオープン1番を目指す。

 静香さんは将来はそばをメインにしたお店を持ちたいとの夢を抱き、夢実現に向け調理師の免許を取ったほどで一歩踏み出した。

 家でそばを作る時はだしにこだわり、10種類以上の具材を使い、麺作りにも挑戦したいと意欲的だ。「そばの旅は一生続ける」との心意気だ。
(玉保世英義通信員)