いじめ、なぜ起こる? てつがくカフェ 親子27人が対話


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「りゅうPON!てつがくカフェ」でいじめについて話し合う参加者たち=30日、那覇市天久の琉球新報本社

 新報小中学生新聞りゅうPON!創刊5周年記念「りゅうPON! てつがくカフェ」が30日、那覇市天久の琉球新報本社で開かれた。立教大学の河野哲也教授(哲学)と東京大学大学院生の神戸和佳子さんを中心に、親子ら27人が「いじめって何で起こるの?」をテーマに、さまざまな意見を出し合い、考えを深めた。

 同カフェは、じっくり考えることを前提に、発言者が人形を手に持って話し、次の発言者に手渡す「哲学対話」の手法で進められた。

 参加者は「仲間外れにされても理由を聞けば仲良くなれるかもしれない」「大人や周りの人に相談したらいい」などと意見を出し合った。積極的に発言した与那嶺陽大さん(10)=嘉数小4年=は「いろんな人の意見を聞いて話し合うのが楽しかった」と話した。