東、6年ぶり勝利 与那原大綱曳、熱戦1600人


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雄綱の結び目に、カナチ棒を入れようと緊張感に包まれる与那原大綱曳=7月31日、与那原町の御殿山青少年広場(具志堅千恵子撮影)

 【与那原】440年余の伝統を有する与那原大綱曳をメインにした「第34回与那原大綱曳まつり」(同まつり実行委主催)が7月30、31の両日、与那原町の御殿山青少年広場で行われた。約1万5千人(主催者発表)が来場した。31日の大綱曳では東西に分かれた約1600人が力を振り絞って引き合い、1分46秒の熱戦の末、東に軍配が上がった。東の勝利は6年ぶり。

 綱の上に乗る支度の主題は毎年異なり、今年の主題は「阿麻和利・護佐丸の乱」。東の綱に護佐丸、西の綱に阿麻和利が乗り、互いににらみ合って熱戦を鼓舞した。綱の重さは約5トン、長さ約90メートル。